突然、旦那さんの借金が発覚したら…
まずはとにかく「話し合い」です。
急に責めたり、怒ったりしちゃうと、借入総額とかで嘘をつかれちゃう可能性も…。
まずはなだめすかしてでも、現状把握を一番にしましょう。
今回は、夫の借金が発覚したときに、取るべき行動をまとめました!
まずは現状把握が第一とはいえ、督促状などが届いている状態だと猶予が残されていないことも少なくありません。
もしも、旦那さんにすでに複数の金融機関からの借金があり、返済に苦しんでいる状況なら債務整理を勧めるのもひとつの手。
債務整理は自己破産だけではありません。
話し合いによって無理なく支払えるよう分割してもらう方法もあります。
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とりあえずは現状把握
①借入総額は?
借金が発覚してしまっても、まずは慌てないで、借金の総額を確認しましょう。
確認をするときは、絶対に落ち着いて聞いてくださいね。
頭ごなしに怒ってしまうと「やばい、怒ってるよ…本当のこと言うの怖いな、面倒だな」と借入額を実際よりも、少なく言ってくる可能性だってあります。
あくまでも、普段と同じようなトーンで聞き出しましょう。
金額次第では、気持ちが動転してしまう場合もあるかもしれません。
高額であったとしても、まずは「○○万円を借りている」という事実だけを受け止めるようにしてくださいね。
②借入件数は?
借入総額の次に確認すべきなのは、借入件数。
金額だけ確認して、満足しちゃだめですよ!
- 借入れている件数
- 借り入れている金融会社
も合わせて確認してください。
借入総額によっては、返済のためにあちこちから、借入れてしまっている可能性もあります。
「何カ所から借入れているのか」もはっきりさせなければなりません。
借入件数が多くなれば、返済日も多くなってしまいます。
どこの金融会社にいくら返済するのか、把握しておきましょう。
③借入したのはいつ?
ここまでで、金額と借入先の把握ができましたね。
次はいつから借金をしていたかです。
時期によっては、利息だけでもかなり高額になっている可能性もあります。
借入先 | 金利 | 返済総額 | 利息総額 |
三菱UFJ銀行 バンクイック | 12.6% | 2,705,832円 | 705,832円 |
三井住友銀行カードローン | 12.0% | 2,669,310円 | 669,310円 |
プロミス、アコムなど消費者金融 | 15.0% | 2,774,007円 | 774,007円 |
消費者金融の方が銀行よりも金利が高い傾向にありますが、どちらにせよ長く借りれば借りるほど、利息が高くなってしまいます。
借入先や期間によって、返済額も異なります。
借入の明細や返済の履歴などが残っていないか、ご主人に聞いてみましょう。
「わからない」とか「覚えていない」とか言われても、通帳に履歴が残っていたり、借入先のHPなどにあるマイページで、現在の返済状況が確認できるので、ご主人に確認してみてください。
④なんのために借入したの?
奥様が必ず確認しなくてはならないことは
「なんのためにお金を借りたのか」です。
理由によっては、離婚についても考えなければいけないかもしれませんね。
常習的なのか、一時的なのかで対処が変わってきます。
車の修理代やお母さんへのプレゼント代など、一時的な借り入れであれば大きな問題はありませんが……。
常習的な借り入れであれば、これからの夫婦生活にも関わります。
旦那さんがこっそりお金を借り入れる、よくある理由としては
- ギャンブル
- 風俗(女性関係)
- 車関係(趣味)
- 生活苦(お小遣いが少ない)
など。
中でも、ギャンブルや風俗は常習性があるので、要注意です。
他にも、あまり多くはないかもしれませんが
- 事故を起こしてしまった
- 治療費に利用した
という場合もあるかもしれません。
一度冷静に、なんのために借りてしまったのかを聞き出しましょう。
感情的になってしまえば、ご主人も少しでも罪を軽くしようと、嘘をつかれる可能性もあります。
常習性があるか、一時的なものかを冷静に判断しましょう。
⑤毎月ちゃんと返済してる?
毎月の返済は、ちゃんとされているでしょうか?
借入先のHPやATMから、返済履歴が確認できるので一度確かめてみましょう。
もし、返済が滞ってしまっているようなら、遅延損害金もかかってしまいます。
遅延損害金とは、簡単に言えば、CDやDVDを借りた時の延滞料金のようなもの。
通常1週間のレンタル期間なのに、返却が遅れてしまったら延滞料金を支払いますよね?
遅延損害金は完全に余計な出費となってしまいますので、もしも毎月の返済ができていないようであれば、すぐに返済を行いましょう!
損害金は1日ごとに増えていってしまいます。
借入先 | 遅延損害金利率 |
三菱UFJ銀行バンクイック | ~14.6% 借入時の金利がそのまま遅延損害金利率になる |
三井住友銀行カードローン | 年19.94% |
アコム | 20.0% |
遅延損害利息は、
- 借入残高が多い
- 延滞日数が長い
- 延滞損害利息が高い
ほど、高額になります。
⑥最後に借入したのはいつ?
明細などを見て、最後に借入したのはいつなのか確認してみましょう。
まずチェックをしたいのは、1ヶ月に1度以上の借り入れが行われているか、ということ。
月に1度以上の頻度で、とくに返済期日近くに借り入れをしている場合は、収入と支出のバランスが取れていない可能性が高いです。
もしこのような傾向が見られたら、日々の生活の見直しが大事。
旦那様の話をよく聞いて、奥様にできることがないかもう一度考えてみることも必要です。
⑦月々のお金の使い道は?
「一度だけ、大きな買い物がしたくて、出来心で借入れてしまった」などの理由であれば、依存性がないので今回限りだと目をつぶって、話し合いで解決が望めそうです。
お小遣い額の見直しもできる範囲で、対応してあげましょう。
ただし、もし使い道がギャンブルだったり、ちょっとした金欠のたびに1万円ずつ借りている、とかだったら、これは注意が必要。
ローンカードを銀行でお金をおろすためのキャッシュカードとして使っている可能性があります。借金なのに、自分のお金と勘違いしてしまっているのですね。
奥さんもまた、旦那さんばかりが我慢をしていたり、仕事と家の往復で楽しみが無かったりしていないか、考えてみる必要があるかもしれません。
⑧有担保ローンを組んでいない?
持ち家の場合などは、担保にいれられてないか確認をしましょう。
不動産を持っている場合には、不動産を担保に入れることによって、低金利でまとまったお金を借りることができるものもあります。
担保になっていた場合、返済し続けないと、家を持ってかれちゃう可能性だが出てくるので、この把握はとっても大事!
常習者じゃなければ、とりあえず肩代わりで返済を
①長引くと無駄に金利がかかる
借金をした理由が、一時的なもので常習性がなければいったん肩代わりして、完済してしまいましょう。
完済までに時間がかかればかかるほど、利息を多く払わなければなりません。
夫婦の貯金だけで足りないようなら、両親や親せきなど、まとまったお金を用意できる方に恥を忍んで借りて、一刻も早く完済してしまいましょう。
無利子で貸してくれるなら、両親や親せきに返済をしたほうが安くすみます。
でも、肩代わりしたことで、ご主人が借金返済をしなくなってしまうようなら、うかつに肩代わりしちゃダメです。
②一括返済は無理でも、すこしでも多く返済を
どこにも頼れなくて、自分たちだけで返済していくことになるかもしれません。
その場合でも、生活を切り詰めて少しでも多く返済に回していきましょう。
少しでも繰り上げ返済ができれば、そのぶん利息は少なくすみます。
例えば、50万円を1年で返した場合と半年で返した場合。
借入先 | 1年の場合利息額 | 6ヵ月の場合利息額 | 1年と6か月の差額 |
プロミス | 49,503円 | 26,274円 | 23,229円 |
アコム | 49,312円 | 26,190円 | 23,122円 |
返済する額が、これだけ変わってきます。
余計なお金を使わないように、できる限り早めに完済してしまいましょう。
常習者だった場合は要注意!
①「とりあえず肩代わり」は危険
借金をした理由が、ギャンブルやお酒、女性関係だった場合には、「とりあえず肩代わり」というのは危険。
常習性がある理由での借金は、借金癖になってしまっていて、繰り返す可能性があります。
自力で返済しないことには、「借りてもどうにかなる」と考えるようになってしまい、次の借金につながってしまいます。
お金の恐ろしさを理解してもらうためにも、肩代わりはせずに、自分で返済させるようにしましょう。
ただ、毎日お弁当を作ってあげるなどのやさしさは見せてあげるといいかも、です。
②使い道を確認する
借りたお金を実際にどんな風に使っているか、確認をしてみましょう。
借金を繰り返してしまっていたり、各所から借り入れてしまっているような場合には、金銭感覚がおかしくなってしまっていることがあるんです。
例えば、カードローンなら、コンビニや銀行のATMでローンカード一つで、借り入れることができます。
自分の口座からお金を引き出すような感覚で、借りられちゃうんです。
だからこそ、「足りなくなったから借りる」という感覚になってしまうんですね。
使い道の例としては、
- 買い物依存症で、服などを買ってしまう。
- ギャンブル依存症のようになっていて、「次こそ当たる!」と思ってしまう。
- 生活費の足しに借り入れていた。
などでしょうか。
特に、旦那様が生活費の足しに利用していた場合には、具体的に何に使っていたのか、確認をしましょう。
買い物依存やギャンブル依存なら、どうして依存してしまうのか、という部分を、専門家に治療してもらうことまで視野にいれて、二人で考える必要があります。
もし、生活費が足りない、という場合は、二人の問題です。日々の出費に無駄がないか、一緒に考えてみてください。
③月々の出費に無駄がないか確認
返済生活をすることになったら、月々の出費も見直しが必要です。
無駄があれば、削るようにしましょう。
- 保険料の見直し
- スマホや家のインターネットなど通信費の節約
- タバコやお酒などの嗜好品
生活する上で必須ではないものや、家庭のインターネットや固定電話などの固定費、今すぐに使わないものなどから見直してください。
使い道がギャンブルだったら、専門家に相談も
①ギャンブル依存症は、治療が必要
本当に問題なのは、パチンコや競馬などのギャンブルや風俗です。
ギャンブルや風俗を理由に借金をしてしまった場合には、一度は完済できたとしても、また借金を繰り返してしまう可能性が、非常に高いからです。
口ではもう行かない、と言っていても隠れて通ってしまう場合も多いんです。
中毒や依存症が疑われるレベルなら、専門家に相談をしても良いでしょう。
ギャンブル依存症の専門外来がある病院もあります。
夫婦間だけでは、どうにもならない場合には相談してみても良いかもしれません。
②肩代わりは絶対ダメ!
ギャンブル依存症になってしまっている場合には、絶対に借金の肩代わりをしてはいけません。
一度でも肩代わりをしてしまうと、「お金を借りても誰かが助けてくれる」と学習してしまいます。
これでは、旦那様のためにもなりませんね。
次の借金を作らせないためにも、肩代わりはしないでください。
ちなみに、多重債務者の最後の手である自己破産も破産法252条1項(免責不許可条項)で決められています。ギャンブルで多額の債務につながった場合には、この免責不許可条項にあてはまるので、自己破産はできないんです。
ただ、少額の場合には裁判所によって認められる場合もあるので、自己破産を考えている場合には、弁護士に相談をしてみることをおすすめします。
肩代わりしてしまえば、状況を打破できる、とは考えないでくださいね。
それなりのペナルティを本人に与えなければ、また借金を重ねることになってしまいます。
③両親にも相談する
旦那様のご両親にはもちろん、自分のご両親にも相談をしておきましょう。
旦那様からしても「両親や義実家にも知られている」ことで、自分の気持ちに整理がつくこともあります。
気が引けるかもしれませんが、自分の気持ちを整理するためにも、話しておいてください。
経験豊富な両親からは、アドバイスがもらえるかもしれません。
ただ、注意したいのは旦那様のご両親やご自身のご両親が、肩代わりを申し出てしまう場合です。
肩代わりをしても、本人のためになりません。
両親に伝える際には、あらかじめ肩代わりをしないようにお願いしておきましょう。
自分の貯金をむやみに切り崩さないこと
①有担保ローンを組んでいた場合、家がなくなることも…
上でも挙げたような、有担保ローンを組んでいた場合には、要注意です。
確実に返済をしていかなければ、家を取られてしまいます。
返済計画をしっかりとたて、出来る限り早めに返済をしていきましょう。
返済に不安がある場合には、弁護士や司法書士などに相談をして、個人再生や任意整理を考えてみるのも良いかもしれません。
②夫婦の財産は共有財産とみなされる
婚姻中に築いた財産は、名義が妻、旦那どちらであっても、相手の協力があったとみなされ、夫婦の共有財産となります。
これ、実は借金も共有財産とみなされるんです。
婚姻期間中に配偶者が借金を作ってしまった場合には、妻にも旦那にも、精算する責任がある場合があります。
でも、ギャンブルやショッピングなどの個人利用のための借金には、支払い義務はありません。
夫婦のために利用する目的で借りたお金に関してのみ精算責任があるんです。
ただ、最終的な決定は、裁判所の判断によるので一概には言えません。
まとめ
夫婦間で借金の隠し事が発覚すれば、信用問題ですよね。
さらに、子供がいる場合には今後が心配になってしまいます。
でも、まずは落ち着いて冷静に、
- 借入金額
- 借入先
- 返済状況
などの事実確認をしましょう。
次に、重要な借金の理由です。
なんのためにお金を借りたのか、確認してください。
理由によっては、病院などの専門家に相談をするのもアリです。
どうしても返済するめどがたたない場合には、債務整理などを利用する方法もあります。
1人で悩まず、両親や弁護士などに相談をしてみても良いでしょう。
人生をともにすると一度は誓った相手です。
話し合いで分かり合えることもあるでしょう。
あくまでも冷静に、旦那様と話し合ってみてください。
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